イザカマクラ便り

江の島天王祭

コロナ渦で一般の方は参加できなくなりましたが、今回は7月に行われる江の島天王祭を紹介したいと思います。

江の島天王祭は、江島神社の末社である八坂神社の例祭で、対岸の腰越漁港の近くにある小動神社と同時開催される祭礼です。

『かながわの祭50選』の1つであり、2020年には藤沢市の重要無形民俗文化財にも指定されました。

仮宮出御祭、宵宮祭を経て本祭である神幸祭、2022年は7月10日に行われます。

9:30 発輿祭(江島神社)

10:00 発輿

11:00 海上渡御

12:30 東浦祭典

13:00 発輿

14:00 龍口寺前到着

15:00 小動神社着御祭

16:10 小動神社発輿

18:00 還御祭

スケジュールを見て驚きました。1日がかりのお祭りだったんですね!

一番の見どころである海上航御ですが、鮮やかな吹き流しをたてた御座船からは、『天王囃子』などが聞こえてきます。

同じころ、対岸の腰越海岸では、小動神社の神輿が海上航御を行っています。

伝承によると、昔、腰越の小動神社に祀られていた祭神二体のうち、須佐之男命の木像が津波で海に流されてしまいました。

須佐之男命の御神体は、江の島の漁師に拾い上げられて八坂神社に祀られました。

そのような所以から、八坂神社の御神体を女神歳徳神に会わせるため、神輿が海を渡るのだそうです。

海上航御、東浦祭礼の後、小動神社の神輿が待つ龍口寺門前へと向かい、2基の神輿が連れ立って小動神社へと向かいます。

江の島における八坂神社のお祭りは、夏の疫病や災いを払いのける意味もあるようです。

このお祭りの意味を知って、一般公開が再開されたら私も見に行きたいと思いました(*^-^*)